2018年05月

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あとで自分で見る用。色々と雑多に勝手なことをいってます。 お気になさらず。平気でネタバレするよ!

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最近の眉毛兄弟 お兄ちゃんの誕生日

Happy birthday Noel Gallagher

あれ?30日だと思っていたら29日でした。
物覚えが悪くて…ごめんなさいお兄ちゃん!
大丈夫、6月7日はプリンスの、6月9日はマシュー・ベラミの誕生日(ロックの日とは引きが強い)ちゃんと覚えています。
リアムからなんのコメントもなくて、

「今日はノエルの誕生日だよ、リアムは何か言わないのかな?」
「期待してる」
「Twitterじゃないところでおめでとうを言った可能性もある。俺たちにはわからないだろ」

界隈が少しざわざわし、本人へ直接「今日はノエルの誕生日だよリアム Do u remember?」と凸するものもおり、しかしノーリアクション。
ウオッチャーとしては少々寂しい限りです。

かわいい娘に会えて、お兄ちゃんへの執着が薄らいだのかな?
疎遠だった娘と初めて会い、息子二人とともに写した一家の写真を固定ツイートにしちゃってます。
うん、このお嬢さんには眉毛一族の拗らせがない感じがする…すごくいい子な気がする…
ミニ狂犬だった次男もお姉ちゃんと並んで角が取れた顔!
LGファミリーに新たな風、吹くか。


「『彼女が俺にうんざりしないことを願ってるよ、意味わかるだろ?』あ、うんざりされがちって自覚はあるんだね」
「うざがられないようにね…でも無理かな…」
「残酷な未来予想図…無理かぁ~今までが今までだから…」
「しかも近い将来だよ。3ヶ月くらい」


そんなにもすぐ!!? 容赦ないな! そうか…そうだね…そうだろうね…

ファントム・スレッド

映画の感想書いたよな~どこだっけ
と探して別のメモから移動

 

映画「ファントムスレッド」 を見ました。

支配/被支配with体調不良ものとして面白かったので、あらすじとネタばれと感想です (勝手な解釈なので、これから見ようという方にはお勧めできません💦)
 
監督・脚本・製作:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ・ルイス、ヴィッキー・クリープス
2017年 アメリカ

舞台は50年代イギリス。有名メゾンのデザイナー、レイノルズは仕事人間で独身、同じく独身の姉と確立されたライフスタイルを送っています。家には常にモデル兼愛人がいて、彼にとって鬱陶しくなればお役御免。身勝手に生きています。
田舎町のウエイトレス・アルマは彼の新しい生きたマネキンとして共に生活するようになります。レイノルズはお爺さんですが、上流階級の金持ちで仕事熱心で魅力があります。アルマは彼に愛し愛され、安定した世間に認められた関係になれると思うのですがそうはいきません。
レイノルズは傲慢でシスコンで仕事第一、アルマを人間として見ず、都合のいいように扱います。

二人の関係を構築したいアルマと、今のままでいたいレイノルズは言い争いをします。
アルマは「あなたを待っているだけの生活なんて」「全部あなたのゲーム」とレイノルズを非難し、レイノルズは嫌なら出ていけばいいと言います。
一見、道具扱いされているアルマに怒りの理があるようですが、ここまでの段階で、姉シリルとの会話を通じ、アルマが人の忠告を聞かず、自分の考えに固執しており、「相手に対して自分の幻想を強固に持っているのはむしろアルマのほうだ」という示唆がなされています。
レイノルズが仕事で疲れきっているとき、彼は寝たきりになり弱く素直で無力です。
それを再現するためアルマはレイノルズに毒キノコを飲ませます。
レイノルズは嘔吐し激しく発熱して病床に伏し、死の恐怖を感じます。アルマは献身的につきそい、看護します。弱っているレイノルズはアルマの意思に服従し、姉が呼んだ医者の診察を拒否します。そして回復したレイノルズはアルマに感謝し、結婚を申し込むのです。

しかし、元気になり強さを取り戻してきたレイノルズはこの結婚は間違いだったと感じ始めます。下品に音を立てて食事をする妻に嫌悪を覚える、というのはかなり強烈です。そしてアルマもそのレイノルズとの生活に不満を覚え、不機嫌な態度を表します。
夫婦になった二人は激しくマウントを取り合い、今までの自分の仕事、生活スタイルが崩される怒りをレイノルズは姉に打ち明けます。

アルマは再び毒キノコを使い、オムレツをつくります。レイノルズが大嫌いだと再三告げたバターを大量に入れたそれを傲慢に、「口にしてやろう」というレイノルズとテーブルで向かい合いながら、アルマは言います。
あなたには弱くいて欲しい。無力で、素直で、優しく。
大丈夫、死ぬまでにはならないから。
レイノルズは毒を盛られているのに気づき、倒れる前にキスをしてくれというのです。

さて、これがアルマの異常な愛をレイノルズが覚悟と諦めと共に受け入れたのだ、それが二人の愛の形だといえば収まりがいいのですが、レイノルズというのはマザコンでシスコンの男です。一見自分を強く持っているようでありながら病気になれば母の幻を見、やたらに母の話をし姉に何でも相談して頭が上がらない、依存心の強さを何度も見せています。
アルマを自分より格下の弱い人間と侮っていたレイノルズは、アルマの狂気に似た強さに気づき、支配されたいと望む。つまり彼が受け入れたのはアルマ自身ではなく、自分の弱さと性癖なのです。
そしてアルマは、やりすぎて彼が死んでも構わない、という。来世で生まれ変わって望み通りの彼とまた出会うから。
傲慢で弱い男と毒を盛る倒錯した女、最終的に見ているのは相手ではなく自分のエゴの幻想(ファントム)で、相手を支配するつもりが自らが糸(スレッド)に操られているという永遠の噛み合わなさと残酷さが怖い話でした。

見終わった後友達と「あれってどういうこと?」と話しながらこのように考えましたが、いろんな解釈ができる話だと思います。
言葉で説明するのではなく表情や態度や示唆されるものがいくつもあるので、何を受け取ったかにより変わってくるような映画です。
しかし体調不良ものって怖いですね。ミザリーですね。具合が悪くなって世話されるのも具合が悪い人の面倒を見るのも嫌なので(まあやらなければならないならやるけど)、心の動きは想像できるけど共感はできないなぁ。

 

追記:2024年にこの映画を思い出して読みかえしました。「愛の中にある支配欲」「支配されることによる支配」そして支配欲・被支配の支配欲自体が相手ではなく自分のためにある、ということかなと思ったり。

このころ二次創作の体調不良モノの人気にちょっと驚いていたので「支配、支配されることによる支配」の構造が興味深かったのですね。
そして恋愛・夫婦関係は「対等」ではなく「支配/被支配」の方が収まりがいいこともある。「女性が被支配者」だったり「受けが被支配者」だったり「被支配者の愛されによる支配」などもその流れで、体調不良も「力の不均衡」が支配に大きく影響します。
愛とは…みたいな気持ちになりました。支配されるなら犬がいいね。めちゃ散歩する。

 

 

 

 

最近の眉毛兄弟


5月30日は眉毛兄の誕生日。

去年は50歳の誕生パーティに呼ばれてない眉毛弟がさんざん

「俺はよばれてねえけど、母親も呼ばないってどういうことだ」
「あいつは何様のつもりだ」
「ろくでなし」

と毒づいておきながら、当日に


「Happy 50th rkid stay young LG x(50歳おめでとう、若くいろよ)」


とツイート。盛大なツンデレにびっくりしました。
rkid(うちの兄貴、弟という内輪スラングらしい)うちのやつ、って言い方もね、もう。
そのあとお兄ちゃんが「俺はロックンローラーじゃない。リアムはそうだけどな」と久々に弟に言及したため、うれしょん状態で絡みまくった挙句激しく拒否されていまここ。

兄嫁と「死ねばいい」「魔女め正体を現したな」って罵り合って「ノエルが変わったのはあの女のせいだ」ってお兄ちゃんストーカーは健在。
そして最近のノエルの痛々しさ、サブカル中二意識高い系の自分語り、ほんと、見ちゃいられません…弟はどんなあなたも見つめているけどね…
今年は何か動きがあるのでしょうか。震えて待つ。


最近のリアム・ギャラガー 
去年「ミック・ジャガーなんて老いぼれた恐竜のケツだろ。108歳までダンスしなきゃならないんだ、哀れなもんだぜ」
今年「ストーンズの前座になれるなんてすごいことだ。世界最高のロックンロールバンドだからな」

あなたのそういうところ、嫌いじゃないです。