2024年02月

インフォメーション

あとで自分で見る用。色々と雑多に勝手なことをいってます。 お気になさらず。平気でネタバレするよ!

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ネットフリックスめも

ネットフリックスドラマ&映画メモ

 

汚れなき子(ドイツ・ドラマ)

 「監禁された女性が閉ざされた一室で育てた子供」設定が『ルーム』と同じで、いいの?と思ったけどキャラクターを変えてくることで違う作品になってて面白かった

 

ヴァルハラ連続殺人事件(アイスランド・ドラマ)
チェスナットマン(デンマーク・ドラマ)

 中年女性刑事とアウトサイダーぽい男性バディと過去からくる殺人、という北欧ミステリ。英国の『埋もれる殺意』シリーズもその設定だけど、女性刑事が化粧なし、服装露出なしヒール無しの超カジュアル中年なのがいい。

 

DARK(ドイツ・ドラマ)

 田舎の家族間秘密サスペンスかと思ったらタイムリープSF。過去に干渉すると自分の存在が危うくなるって古典SFの基本を裏切ってバンバン過去や未来で子供作るんで、自分の子・親・友人が実は○○が入り組んでて家系図書いちゃった。トンデモ設定はラノベ的だけど画面がドイツ的重厚なんで楽しめる。
パラレルワールドという点ではeverything everywhere all at onceもそうだけど、ちょっとバカっぽいとこに合わせてるのがアメリカだなというか、見る側の美意識と絵作りの重厚さって大事だね。

 

パワー・オブ・ザ・ドッグ(アメリカ映画)

 男らしさの呪いに囚われたかわいそうな生きづらい性的マイノリティより家父長制構造に組み込まれた普通の女のほうがはるかに根源的な生きづらさを抱えている、という話。
 マシュー・ボーンもそうだけど、監督の性的な男性の好みが出てるといたたまれなさを感じる…アートサブカル系で性的な女性の好みが滲んでるやつだと痛キモと思うだけだけど、そのキモさが自分の中にあるのを突きつけられて、わかるんだけどちょっと隠しておこうよね?恥ずかしいしね?と思ういたたまれなさ。
長めの感想 http://niumen.php.xdomain.jp/freo/index.php/view/270

 

二人のローマ教皇(英米伊アルゼンチン映画)

 ヨハネ・パウロ二世とフランシスコ教皇の間に挟まれてパッとしなかったベネディクト16世をアンソニー・ホプキンスが演じるある意味ヨイショというか慰撫映画なんだけど、ホプキンズ先生さすがすぎて、解釈大事ですね

 

ウェス・アンダーソン短編集

 ウェス・アンダーソンは一瞬でウェス・アンダーソンとわかるのすごい。世界がこんなふうに見えてるの生きてて楽しいだろうな

 


グローリー(韓国ドラマ)

 いじめられっ子の復讐もの。日本と韓国って本当に似てるよね。
エンタメやニュース通して知る限り世界一似てる。
フィンランド人に似てるとか言う人いるけど似てません。図々しい。
小説もドラマも音楽も似てないし現地二回行っても似てるとこなんてないわ。
日本人に似ているのは韓国人ですよ。ニンゲンの質や陰湿ないじめやDVを生む意識構造や女性の扱いがひどくて都合のいい男を夢見るとこもそっくり。
でも、映画ドラマ小説に関しては韓国のほうが今やずっと優れている。
イカゲーム、確かにカイジだったけど、本場の映画カイジが藤原達也と香川照之の顔芸しか残らないのに比べてはるかにカイジのエッセンスを昇華してたし、ここまでエンタメが量産される時代に重要なのはその深度。全く完敗だよね。
『パラサイト』もさすがアカデミー賞作だった。日本映画が内輪受けの茶番してるうちに劣化してるのと、日本経済がおっさんの互助会中抜きしてるうちに劣化してんの同じ構造。もう構造が全部だめなんだと思わされるジャパン。どうにかしないとな…大人。