2023年01月

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あとで自分で見る用。色々と雑多に勝手なことをいってます。 お気になさらず。平気でネタバレするよ!

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天才柳沢教授の生活

 

久しぶりに読み返しました。
以前は響かなかったようなことが胸にきて1巻から泣いてた…年か…

というか、80年代の、日本がこんなに心貧しく暗い、未来がない状態になるなんて想像もできていない世界がもうなんか。
なんだろうね、この時代がそんなに良かったわけでもないと思うのですが。
お金があっても品性や本質はずっと貧しかったと思うから。
でも、お金があって品性が貧しいのとお金がなくて品性が貧しいのだったら、まだ前者のほうがまし。


大学生が車を持っているのが普通だったり
着飾って街に繰り出すワンレン・ボディコンの女子大生とか、そうか、本当にあったんだそんな時代、って感じで。

そのあとの女子高生ブームって、この女子大生ブームとはちょっと違うんですよね。
若い女性性を搾取しおもちゃにするのは同じだけど、女子大生ブームは、主に同世代~2,30代の男性をターゲットに、「金がある男=バブルで勝った都会の男は若い女と遊べる」「金のある男に女を高く売る」という幻想だったと思うけど、
女子高生ブームからパパ活に至るまで、日本の経済衰退とともにそういう所から弾かれた男性が、金銭感覚が低く自分を脅かさない子供を性的搾取してみじめさの突っ支い棒にする側面があって、世の中が貧しくなるにつれてその傾向だけがずっと強化されてる気がする。
しかも「彼女たちが自主的に行っている」「供給している」という意思決定を押し付けてるとこがほんと悪質。
庵野秀明とかなかった顔してるけど、薄っぺらい女子高生搾取映画とってたこと忘れませんよ。

橋本治が源氏物語評論でいってた、男は女でしか内面を表現できない、とはこういうことかと思います。

 

 

さて、柳沢教授のモデルとなった山下先生の父上のお写真を見て、

うわあ、山下先生が描くハンサムじゃん!!

 

と思いました。

しゅっとした、細目の美形。

ただ学問が楽しくてお金や世俗のことを忘れてしまう
このお父様を見て育たれたからこその山下先生なんですね。

 

私の父も国立大学教授だけど、全然こんな清らかな品性の高さはない。
いっては何だけど、傲慢で品のないエリート感覚だけが突出した悪い意味で普通じゃない人です。



なんか、正直、若いころはこういう意見にとても反抗的だったけど

 

やっぱり、代々育ちがいい、って大事なんだなと思う。

 

教養とか教育とか品性って、やっぱりすぐには身につかない。たいてい。
全員とは言わない、でもだいたいそう。
私も子どものころから表面インテリな育てられかたをしたけど、品性下劣だもんな。しみじみ。
だから、一代の成り上がりはお金や肩書があっても品性がない。教養がない。
だから、美術品を買ったりクラシックを聞いたり高級品を身に着けたりそういう場に行ったりする。
お金にふさわしい品格をつけようとする。


だから、三菱の創業者や子孫は美術品を蒐集したんですよね。

「美術品を見る目がある、それを見極めて所有することができる」

は、大昔から富裕層、貴族、王族の証明だから。

でも物ごとは大衆化するに従いレベルが下がるものなので、

「美術品を買ったり高いものを身に着けたりするのがお金持ち」

ってなっちゃったんだね。

貧しさだよね。本当に。

 

 

しかし民主主義、平等の世の中で代々本当に豊かな人なんてそうはいません。いなくなるしくみだから。
だから、公共がその代わりに高い教育や美術館や図書館を整備する。
それが国民の品格をつくる。

と思うんですけどね…

 

東博が電気代払えないんだって。

日本の現状を見ていると本当に悲しくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の眉毛兄弟

 

 

 

2023、大事件勃発!!

 

ノエル、離婚を発表

 

https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/noel-gallagher-and-sara-macdonald-announce-divorce

 

2023年1月16日、二人目の妻サラと12年間の結婚生活を終わらせると発表しました。

そして間髪いれずに、「オアシスの再結成について絶対にないとはいえない」

https://nme-jp.com/news/124879/

 

いやいやいやいや

まず、サラと眉毛弟ですが、互いに「死ねばいい」「魔女め正体を現したな」って罵り合って「ノエルが変わったのはあの女のせいだ」といっていて(2018年)
2019年にはグラストンベリーのフェスでアナイスに「お前の継母に気をつけろといっておけ」からの、ノエルによるTwitter長文画像メッセージ

 

「お前は女を脅すのが得意だもんな。俺の子供を傷つけたら警察を呼ぶ。俺の猫も盗むな。ボディガードをつけたからな。せいぜい楽しめ。Catch up soon」

がありましたね!
http://niumen.php.xdomain.jp/freo/index.php/view/99 これですけど

記録しておくものですよ。

サラとの確執も今はジャンプのライバルのようになっているのか、

「もしくは、お兄ちゃんを傷つけるなんて許せない!ってなったりして。傷つけていいのは俺だけ」

大人になったと思ったけど、人の根底は変わらないのか!どうなのかウォッチャーたちの解釈も迷走です。
 


そしてさらにこれ

2023-01-19.png

 

RKIDから電話があって謝ってきて会いたいってさ、会うかどうする?

 

おわあああああ

 

え?

電話をかけてきて、

謝ってきて

会いたいって???

 

 

マジか

 

 

 一大事、一大事!!

離婚発表直後にHolliesの he ain't heavy he's my brotherって曲をTwitterにあげたりね

この曲の歌詞がまたヤバくて
久しぶりのサイコパス風味に震えました

だけど私には強さがある
彼を背負えるだけの強さが
重たくなんかない 彼は私の兄弟だから

そしてこの荷の重みに
私はへこたれたりしない 決して
重たくなんかない 彼は私の兄弟だから

彼は私の兄弟
重たくなんかない
彼は私の兄弟、重たくなんかない……

 

お前が重いよ!!! 重いのはおまえ!

 

いやいやいやいやウォッチャー的に大事件すぎる!
前も会うって言って結局妄想だったことありましたよね!??

2017年、このとき!
https://nme-jp.com/news/47840/

このとき!!!!

http://niumen.php.xdomain.jp/freo/index.php/view/116

 

いや、記録しててよかった、ウォッチャー冥利。
その歴史をふりかえって6年目にまさかのマジで会うかもって

今までのことがあるから

だいじょうぶ? 電話とか妄想じゃない? 飲んでない???

実現するまで信じられません!

ノエル、離婚慰謝料がかさんでオアシス再結成せざるをえないのだろうか…
世知辛いぜ

 

 

とにかく今年は何かが動く!?

ウォッチャーわくわくが止まりません!

 

 

 

 

 

 

大竹伸朗展 16年ぶりの衝撃

 

国立近代美術館で開催中の、大竹伸朗展

こないだ現美で大展覧会やったばかりじゃなかったっけ?と思ったら16年前で、震えました。

16年ぶりに何が変わったかどう感じるか見に行こうといって出かけ、
二人で震えました。震えっぱなし


何も変わっていない!!!

 

なんというか、80年代で止まってしまっていて一歩も進化していないんでは…と感じました。

「キャプションをアプリでダウンロードして見てって、そんな進化はいらん。超見づらいし」

「でも制作年くらいは見ないと。…ねえこれが1985年で、これがなんと…2022年ですよ。新作!」

「いやなんというか、自分の焼き直しじゃん…。しかも、16年前?2007年くらいから作品なくて、ここ2,3年のが急に」

「展覧会するから急に新作作った感じ?」

「いや、ちょっと、ショック。16年まえはいいと思ったんだよ。エネルギーあるな、すごいなって」

「その後いろんないいもの見て知っちゃったからね…世の中の評価ではなく自分の目で判断できるようになったから。このスクラップも美大生のこれがアートみたいな恥ずかしさがたまらない」

「それを80年代に作ってるのはいいよ、そういう時代だから。でも去年もそれやってるのしんどい」

「見に来てるの中高年男性が多いんだけど、だいたい見ないで写真ばっか撮ってるけどなに?NHKでやった?それでか」

「略歴みたら、展覧会、ずっと国内でしょぼいのしかないね…なんで急にこんな持ち上げたの、政治的な力?国立がこれやるのホントしんどい」

「塩田千春さんとか鴻池さんがドイツやフィンランドでがっつり個展してるのに比べるとほんと、なんかもうしんどい」

「なにがしんどいって、絵も思考も進化も深化もしていない。死んだような停滞と、外部評価からの発展性のない過去にすがった自己愛肥大はまさに80年代から現代の日本の姿そのもの。ある意味ほんもののコンテンポラリーアート(絶望の笑い) !」

「そうね、ある意味企画自体がコンテンポラリーアート」

「そこへの批判じゃなくて持ち上げという文化意識、しんどい」

「あとさ、リスペクトがないんだよね、美術への」

「評価される美術家の俺が好きなだけになっちゃってる」

「そういう人ってなぜか全員男性」

「こわ!!! 確かに!!!井上雄彦とかもそうだな」

「草間彌生とか世界レベルなのにずっと謙虚だもんね」

「日本の姿、現在のレベルを目の当たりにしてマジでしんどい」

「本物知っちゃったからこそよな…応挙先生とか」

「応挙先生を施してくれる三井家に感謝」

「そういえば東博で予算が少なくて物価高に光熱費が耐えられないって記事」

「ああ、年間20億ってなに?こんなのダメだ文化を守らなければと思うのが当然だけど」

「なんか、甘えるなとか館長が太ってて金持ちで困ってないだろとか噛みついてるやつがいて」

「うわーみじめ」

「美術を見るって損得じゃなく施されてるってことじゃん。でも自分が施される側だって思いたくないんじゃないの」

「そういう人の中にはなんかやたらアニメや漫画やゲームを持ち上げるひとがいるけど、あれって、自分が評価してやってる、支えてやってるって自己愛がかなりあるよね。持続力のある本物の文化の前では自分の小ささや役に立たなさがあらわになるから、触れたくない。権威主義を批判しながら自分が権威になりたいゲス。みじめ」

「むろん、アニメや漫画やゲームも持続力のある文化だよ。でもそれ自体から施されてると思うとちっちゃい自分が脅かされるから、今売れてるものにとびついたり手塚治虫の作品や思想も知らずに手塚治虫がいる日本すごいとか言い出す」

「結局自分なんだよな。ちっちぇえ」

「美術なんて意味ないとかいう奴、たいがいそれよな」

「優しさとか思いやりも施しじゃん? そういう奴って人へ何も施さないし、何もかも自分でできてるつもりで自己責任とか言い出すんだよな。何様だよ」

「裸で野生に1人で放り出されたら一日も生きられないだろうに、図々しい」

「でもそういう大声があるんだよ、びっくり」

「敬意のなさと民度」

「日本特有のあれ、自分が損をしても人の足を引っ張りたいって傾向、なんだっけ」

「スパイト行動」

「お前がな、にならないよう気をつけよう。年を取るとおかしくなりがちだから」

「肥大した自己愛による俺スゴイで村社会の停滞と発展性のなさ、スパイト行動と現代日本をたいへんに感じる2023年の始まりでした」

「いやー再来週は東博いこ、うさぎ見に」

「そうだね、本当にいいもので免疫あげたい。施されたい」