2020/10/04
眉毛兄弟 映画 AS IT WAS
おもしろかった!! 思った通り! 眉毛を肴に酒も進むというものです。
そして、やはり何万人もの、いつ手の平を返すかわからない観客という獣の前で自分一人で名前を背負って歌うのは本当に怖いですよね…凄いことだと思います。
とりあえずざっくりメモ
圧倒的野良犬感
お兄ちゃんという犬使いがいなくなって、途方に暮れたぼさぼさの毛の犬がウロウロして自分の尻尾嚙んだりしてる感じ。全編に
フェスの時、ブライアン・メイと話してた!「兄貴と別れたんだ」「うんうん」やさしい…火の鳥ブライアンの優しさ、いきものすべてに。
デビーが思っていたよりずっとずっと知的で冷静で出来るタイプの女の人
ノエルの離脱に落ち込むリアムに
「自分を責め続けなくていい。人を殺したわけじゃないんだから」
と語り(お兄ちゃんの心の子猫は殺したけど…)
「リアムの悪評は彼自身のせい。浅はかで衝動的だから」
「前を向いて乗り越えようとするところを尊敬している」
と、完璧な犬使いっぷりを発揮。
ラップトップPCに向かっているデビーの背後にじゃれつくリアムが「ボスは仕事中」ってほんと、ボスって感じ。
「ダメ男を私がちゃんとさせなきゃってタイプの女性がいるよね」
それか~
この彼女と絶対に別れちゃダメです。別れたらまた途方に暮れます。
ポールとボンへの役に立たなさ
思った通り過ぎて爆笑でした。
落ち込むリアムをイタリアのパルマに連れて行き、ボーンヘッドを呼ぶポール。
「呼んだのがボーンヘッドって…」
「ココナッツ飲んでココナッツ頭って言ってたのなにかと思ったらあの時か。点と線がつながった」
「右にポール、左にボンへって、ああ俺今どん底だって思うよね」
「ポールはやたらツアーに同行してて、スタッフに『あの人なんでいるの』『兄なんだって』『何しに来てんの』『カメラマンだって』『何撮ってんの』って絶対言われてる」
デビーが資産管理するようになってからきっとポール費削減されてます。
だって弟のヒモじゃん…あのパーカも絶対貰ったやつ。うっかりするとライカのカメラとか買わせてそう。
そういう内面が出ちゃうのか、見た目も喋りもわかったようなこと言ってるだけで全体に締まりがありません。
ボンへも体がだらしない。まっすぐ座れてないなどボンへぶりを発揮。
復活コンサートでちょっとウルっときてるとこに
「バルコニーから見てたんだけど」
笑ってしまうじゃないですか。招かれなかったの? ギターとしても必要とされない…
顔つきがデビーと同じく知的なマネージャーとプロフェッショナルのバンドに支えられ、ソロキャリアを成功させていくリアム。やっぱり優秀なスタッフがいてこそなんだよね…
オアシスの時はお兄ちゃんがいてくれたけど、あのメンツじゃビーディ・アイが上手くいかなかったのも当然かなと思います。
ペギーママの肝っ玉
デビュー前「あんたが歌うって?下手なのに?」「ビッグになる、じゃあさっさとなって、って言ったわ」
人生は短い、ノエルもあなたもいつどうなるかわからないんだから仲直りして
そうだよね。私が死ぬ前にね、って思うよね。
ゴッドライク賞を「マーガレット(ペギー)に捧げる」というリアム。
ママがこの暴れん坊の末っ子がかわいいのは仕方ないよなあと思います。野良犬だもん。
レノンとジーンとモリー
レノンとジーンがじゃれててかわいかった。仲良しなんだね。
ジーンは撮影されててもそのまんまだけど、レノンはちょっと色々隠してたと思う。
「子供の頃はただの仕事だと思ってたけど、18歳になったらすごいことをやってるんだってわかったよ」
他人行儀なコメント。
家族旅行で弟が「ハッパ持ってこようとしてレノンに止められた」
当たり前である。この弟と父。苦労が絶えないでしょう。
モリーは一瞬だけ。
「地獄に行け事件とか、編集間に合ったと思うけど」
「家族家族っていい話にしようとしてるけど、ウオッチャー知ってるからね。その間にあったこと」
「レノンは弟かわいいけど子供生まれたってなんだよ、って頭抱えてるのでは」
「おじさんちはいいよな…まともでって」
お兄ちゃんへの執着
仕方ないよな。俺は一人でやっていける。あいつは俺を助けてくれなかった、もう必要ない
とか言ってましたけど、合間に
「あいつと会ったらツルハシで襲い掛かるか抱き着いてキスするかわかんねえな」
どっちも嫌ですけど!
だから避けられてんじゃないですか!
編集でカットしたけどもっとやばい事を沢山言っていたと思います。
オアシスの曲使うなって版権でもめたんだろうしね。
二人の子供部屋で、ノエルのステレオに夜中おしっこかけて喧嘩した思い出を語る。
それもね~結構恨むと思いますよ~。
多分バイトとか貯金して買ったんだろうしね。
俺達はこの小さな刑務所にいる。確かにちっちゃい部屋でね。
「でもポールと二人部屋もいやだったんじゃないかな」
「真ん中の子は辛いね。ノエルは絶対ポールに俺んちにまとわりつくなって釘を刺してると思うよ」
「ボンへにもね」
「おまえもな!って振り返って言われてびっくりするボンへw」
リアムはたった一人の目を気にしてる。
ライブで、これをノエルがどう思うだろうと考えてる。
何万人いても、一人の観客の前でやってるんだ
このコメントにもうふぁ~~~~ってなります。
クリス・マーティンを信用してないw わかる。野良犬はああいうペラッとしたそつのないタイプを信用しない。
あとマンチェスターの粗さね。
これはモリッシーが逃げ出す街。季節のない街。