フィルハーモニクス2022

 

フィルハーモニクスの来日公演に行ってきました。(2022/12/13@東京芸術劇場)

前回が2018年12月15日でしたから、4年ぶりですね!

いや~書いておくもんです。
4年経ってましたか…
そりゃあ、あれ?前回は指輪まで見えたはずなのに、見えない…目が…ってなるわけです。

その眼にも、やっぱりスーツが似合うなあ!
シュッとしてる!
ジャケットから足しか出てないもの…おしりの影がないもの…
スーツの国の人のフォルムの美しさははっきり見えました。

電子音になれた耳には当初繊細な管弦楽の音が聞き取れなかったのですが、
次第に聞き取れるようになってきて、
なんて美しいんだと「ハコヅメ」交番部長が潜入捜査から戻ってモーツァルトを聞いて泣いたような涙が流れました。


前回、予期せぬケガで不参加だった、ヴィオラの方もいらしてました。
中谷美紀様のご夫君ですね。

友達、「僕は君の運転手じゃないといわれて免許とったんだって」
「なかなか厳しいな。私は運転したら死人を出してしまうから、自費でタクシーにするかも…」
「まあね。でも対等ってそういうことだもんね。そこは対話だからさ。私は電動自転車にするかな」
「そうだね。こっちだってあなたの家政婦じゃないっていう関係っていうことだからね」


バイオリンのノアとセバスチャンも元気でした。
モーツァルトのレクイエムとアレンジしたファルコって何かなと思ったら
「亡くなったファルコへ」という説明があって
あ! ロックミーアマデウスのファルコ? なくなったの?と知りました。

スティングの「イングリッシュ・マン・インNY」で締める素晴らしい演奏会でした。


なんというか、彼らの空気が本当に明るくてとても楽しそうなんですよね。
多分、4年前よりコロナなどあり、日本の状態が悪くなっているせいもあるのですが
文化が生活の中にあるのが当たり前。
それがマウンティングでも特別でもなく、
すべき仕事というだけでもなく、自由な喜びがある
そういう豊かさを感じて、こちらの貧しさが照らし出された感じがしてしまいました。

あの世で30年生きるより、この世で3年生きた方がいいです。