2018/08/09
スターリンの葬送狂騒曲
スティーブ・ブシェミを見に行こうと誘われて新宿武蔵野館。
…怖かった!
途中から全然笑えなくなった…こんな予告編のノリではない。
ノージャスティス…
やっぱりロシアと中国はレベルが違います。
忖度&隠蔽どころじゃない。
パワハラ村八分すっ飛ばしてスピード勝負即処刑。
同僚と飲んでいた時のことを思い出しました。
『仕事がだめでも悪い人でなければもういいですよ』
『あなたの思う悪い人ってどんな人』
『時代が違えばナチの協力者になり、隣人を密告し平気で弱者を迫害するような人が悪い人です』
『そんな悪い奴そうそういないよ~』
…いや結構いるよ…
スターリンが死んで収容所を釈放され、帰ってきた父が息子を見る目と息子のやばいって顔…
夫婦だろうが親子だろうが自己保身のために相手を売る地獄。
そうさせる権力が悪なのか、追随して手先となる人を裁けるのか、ボクシングの選手が夜と霧を引用したニュースもあったし、何かのメッセージっでしょうか?
でも自分の中の悪魔が、映画館で靴を脱いでこちらに向けて足を組んでくる隣の人の足を切り落としたいと思っていた。エンドロール中に携帯メール見てる人とか。己の中の悪も直視させられる。
怖かったけど平成最後の夏に見られてよかったです。