2019/06/28
幽霊たち
ボルタンスキーの新美術館大回顧展、大変に幽霊感がありました。
幽霊感はおくやみ感とは違います。
不在の存在が漂うだけ。
おくやみは悔やんでいるから、恨みとか闇があります。ルドンやイケムラレイコの作品に強く漂うおくやみ感です。
幽霊たち、ポール・オースターですね。
2016年の庭園美術館での展示はその名も「さざめく亡霊たち」でした。
秋で、庭園美術館で、ボルタンスキーで、とても黄昏の国という感じでした。
いい展覧会はずっと忘れられないよね。いいものは忘れられないもの。
森美術館の塩田千春展も見に行かねば。
2021.7.20追記
2021.7.14 ボルタンスキー逝去が仏紙「ル・モンド」が伝えたとのことです。
大地の芸術祭「最後の教室」
瀬戸内の豊島「心臓音のアーカイブ」
2019年に回顧展と同時に開催されたエスパスルイヴィトンの展示
作品を見てよかった、という記憶とともに、見たことがない作品を見たかった・見ておきたかったと感じています。
ご冥福をお祈りいたします。